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冷えの原因と対策

 12月に入り、風が冷たく気温も上がらない寒い日が増えてきました。
 この時期になると気になるのが身体の冷えですね。
 気温が下がると手足が冷えるのはある程度仕方がないことなのですが、
 ・寒い訳ではないのに手足が冷たい
 ・お風呂で温まってもすぐに冷えてしまう
 ・手足が冷えて眠れない
といった辛い症状があったら、冷え症の対策が必要です。
 
 冷え症で血流が悪くなると、手足などの冷たさ以外にも身体に様々な不調が現れます。患者さんの中にも「冷え性なので、この時期になると肩こり腰痛がひどくなります」という方も増えてきました。
 冷え性になると起こりやすい症状としては、
 
 肩こり・首こり頭痛腰痛腹痛下痢・便秘膀胱炎生理不順風邪を引きやすい蕁麻疹やアトピーなどのアレルギー肌荒れ手足のむくみイライラ抑うつ感不眠 など
 
 まさに冷えは万病のもとですね。

 更に新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスなどの感染症が気になるこの時期には免疫力を高めたいところですが、冷えによりお腹の血流が悪くなると、免疫力を担う腸の働きが悪くなってしまいますから、何とかしたいところですね。
 
〇冷え性の原因
 
1.自律神経の乱れにより血流が阻害される

 本来、人は自律神経の働きで体温を一定に保つように調整されています。
 自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスによって循環器や消化器、呼吸器などを無意識のうちに調節する仕組みなのですが、この調節の中には、血液循環や体温調節の機能も含まれています。
 冷え性はこの機能が上手く働いていない状態です。
 
 自律神経の働きを阻害する原因としては

 ・ストレス:仕事や家事育児、介護などの精神的ストレス
 ・不規則な生活:昼夜逆転生活や食事時間が不規則など
 ・空調:快適な空調に慣れ過ぎ体温調節機能が弱体化している、室内外の温度差
 ・女性ホルモン:月経、出産、更年期などによる女性ホルモンの分泌量の変動や乱れ
 などがあります。
 
 現代社会でストレスのない人はいないとは思いますし、最近の新型コロナ流行による不安や、災害による不安など、以前では予想も出来なかったような事でストレスを溜めている方もいらっしゃると思いますが、自分なりのストレス解消法を見つけて出来るだけ心安らかに過ごせるように出来るといいですね。
 中には自粛生活やリモートワークを始めたりなどで、生活リズムが変わった方もおられると思いますが、冷え症のためだけでなく、免疫力を高めて感染を防ぐ意味でも規則正しい生活を心がけたいものです。
 また、そのような自粛・リモート生活に加えて、寒くなることで外出をためらいがちですが、寒さに体を慣らして体温調節機能を高めるために、積極的に外に出て風にあたることも時には必要です。身体を動かすことで、筋肉が弱くなることも防げます。
 
2.適切でない服装により血流が阻害される

 自律神経の乱れによる血行不良の他に、ファッションを優先するあまり
 
 ・気温に適さない薄着
 ・きつい下着や衣類などでの身体の締め付け
 
 等は、当然血行を妨げます。女性は特に気を付けたいところです。
 首、手首、足首などは体表の近くを動脈が通っているので、この部分が冷やされると身体全体が冷えてしまいます。逆にここを温める服装により冷えを防ぐことが出来ます。
 
3.生活習慣による血行不良

 ・食事内容が悪く血液ドロドロ状態で血液循環が悪い
 ・喫煙による血行不良
 ・運動不足
 これらは説明するまでもなく冷えそうですね。
 
4.熱を生み出せない

 また、身体に熱を運ぶ前に、そもそも熱が生み出せなければ身体を温めることは出来ません。
 熱を生み出せなくなってしまう原因としては次のようなことが挙げられます。
 
 ・筋肉量が少ない:女性の方、運動不足、過激なダイエット
 ・食事のバランス、量:無理なダイエットなどでそもそも食事量が少なすぎてエネルギー量が足りない、必要なビタミン、タンパク質などの栄養が摂 れていない
 
 人は食物から必要なエネルギーを得ていますので、食事量が少なすぎれば当然エネルギーが足りなくなってしまいます。
 身体を動かさなくても必要なエネルギー(基礎代謝)のうち60~70%が体温保持に使われていますから、ダイエットもほどほどにしなければなりません。
 この基礎代謝による熱産生は筋肉で最も多く行われています。
 ですから、たんぱく質を摂取して運動し、筋肉を減らさないように気を付ける必要があります。
 また、食事誘発性熱産生といって、食事をすることで体温が上がる作用があります。
 特にタンパク質は摂取エネルギーの30%も熱になりますから、意識してみるといいかもしれませんね。
 

〇冷え対策

 冷え性は四肢末端型下半身型内蔵型全身型混合型など、人により冷える部位は様々ですが、どのタイプの冷えにも共通することは、生活習慣などを見直して身体を変えていく必要がある、ということです。
 対策をしたらすぐに改善するというものでもありませんが、冷え対策だけでなく健康生活全般に繋がることですので、少しずつでも意識してみましょう。
 
1.睡眠
 しっかり眠りストレスを溜めないようにしましょう。

2.適度な運動
 20~30分程度のウォーキング、ストレッチなどの有酸素運動やスクワット、腹筋など筋肉を鍛える運動や腹式呼吸は、運動による血流増加のほか、自律神経を整えるのにも有効です。

3.食事
 タンパク質、ビタミンを含むバランスの取れた食事を摂り、ダイエットをし過ぎないように注意しましょう。
 胃腸の弱い方はよく噛むように気を付けましょう。
 食べ過ぎも身体の血流が悪くなります。
 また冷たいもの、身体を冷やす食事は控えましょう。
 辛いものは熱くなって体が温まるように思えますが、汗をかいて身体を冷やしますので注意が必要です。
 また、ショウガも身体を温めるといいますが、体温が低く熱を作り出す力が弱いタイプの冷えには加熱・乾燥したショウガ成分の方が効果があります。

4.服装
 締め付けない服装、首や手首、足首を温める服装を心がけましょう。
 汗をかくほどの厚着は身体を冷やします。重ね着で調節しましょう。

5.入浴
 ぬるめのお湯で全身をゆっくり温めるようにしましょう。
 ただし長湯のし過ぎはかえって後で体温が低下するので、ほどほどに。
 
 リンパ整体院かえるでは自律神経を整えたり、血流やリンパの流れを良くするような施術を行っています。
 寒い季節を乗り切るために、ご自身の対策に加え、施術を受けてみてはいかがでしょうか?

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ファシアについて

 「筋膜」という言葉をご存知でしょうか。
 整体院のニュースレターやホームページの記事内でも、筋膜という言葉を目にした事があるかもしれませんし、世間でも筋膜リリースという施術があり、よく知っている方もいるかもしれません。

 では「ファシア(fascia)」という言葉はご存知でしょうか?
 少し前まで、ファシアの訳である筋膜とは筋肉のまわりを包む膜で、鶏肉のまわりにある薄い膜のような物、と言われていました。
 しかし、画像診断装置の進歩によりいろいろなことが分かってくると、今まで膜と思われていたファシアがもっと立体的な構造物であり、筋肉のまわりだけでなく、全身の皮膚から骨髄まで存在することが分かってきました。

 筋肉を包む筋膜や、骨膜、心膜や胸膜など内臓を含む膜、腱や靱帯など骨格筋以外の部位の結合組織全てがファシアで、皮膚と筋肉、筋肉と筋肉、筋肉と血管、神経と血管など、全ての臓器の間、細胞と細胞の間を構成している綿のような構造体だったのです。
 主にゲル水とコラーゲン繊維からなる海綿状の構造をした弾力のある組織で、第二の骨格と言われているように身体を支える機能を持っています。ファシアだけで人の体の形になるほどです。

 この様に、ファシア=膜ではないと分かってきたことから、筋膜と明確に区別するために「ファシア」という言葉が使われるようになってきました。(しかしまだ「筋膜」は、ファシアの一部という意味で使われている場合と、ファシアと同義で使われている場合と混在しているようです。)

 リンパ整体院かえるでは、力を入れない優しい施術を心がけていますが、これはファシアのケアという観点からも理にかなっています。
 凝りや痛みの生じている部分は血流が滞って筋肉が固くなっていますが、これはファシアが収縮していたり癒着していたりして動きが妨げられていることによるものです。
 力を入れた施術ではさらにファシアを縮め固くしてしまう可能性がありますが、逆に優しく動かしてファシアの立体構造を取り戻すことが出来れば、血液やリンパの流れも良くなり、凝りや痛みを消すことが可能です。

 ファシアは先にも述べたように組織と組織の間、臓器と臓器の間、細胞と細胞の間など、身体のあらゆる空間を占める、つまりあらゆる組織に直接接する臓器なので、ファシアの不調を正すことが出来ればその効果はそれに接する組織にも及ぶことは容易に想像できると思います。またファシアは全身に渡り繋がっているので、直接接していない組織にも影響しています。
 足を施術して腰や首の調子が改善したり、といったようなことも不思議ではないのですね。
 
 ファシアについては最近分かってきたことが多く、またこれからも研究が進んでいくと思われます。科学の進歩によってこれまでの施術が裏付けられ、確信を持てるようになってきていると感じますが、逆に新しい技術を施術に取り入れられることもあるかと思います。

 リンパ整体院かえるでもこのファシアに注目した最新の技術を取り入れて施術に生かしています。一度この施術を体験してみてください。
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塩と水分摂取と免疫力

 新型コロナウイルス感染症の流行により、免疫に関して関心が高まっています。
最近読んだ本に、免疫と水分摂取との関係について書かれているものがあり、それについて少し書いてみたいと思います。

 水に関しては、以前にも、どんな水を飲んだらよいのか気になり本を読んだりしたことがあったのですが、ミネラル豊富な硬水が良いとか、日本人には軟水が良いとか、デトックスのためには純水の方が良いとか、天然水が良い、いや水質汚染に気を付けねばならないから、水道水を浄水器にかければよいとか様々で、炭酸水が流行ったころには炭酸水の良さが強調されてたり、白湯が良いとか、生水が良いとか、水そのものに関してだけでもいろいろな主張があります。
さらに水分補給としては水を飲むのが良い、いや水やお茶は吸収されにくいからスポーツドリンクや麦茶などが良い、といろいろと言われていて、それぞれにそれなりの理由があります。

 結局、どんな食べ物や食べ方をするのが健康に良いのか、がその人の生活や体質、それまでどんな食生活をしていて今どんな身体の問題を抱えているのかによって、ふさわしい食事が異なるように、水もその時の体調や体質などによって合う合わないがあって、基本的に日本人には軟水が合うとかいうような大まかな傾向を踏まえた上で、その時の自分の状態や季節などの環境、飲むタイミングよって選ぶのが良いのだろう、という私なりの結論をこれまではつけていました。
 簡単に言えば、飲食物の選択の際に万人に共通して最善なものはないと思っているのですが、今回手に取った本の水分摂取の仕方は、これからの暑い季節にも良さそうなことと、リンパ整体院かえるとして水分摂取をお勧めする際にもふさわしいと考えられるので、ご紹介しようと思います。

 本の内容を簡潔に書くと、

・免疫力を働かせるためには、脳脊髄液が豊富で、かつ体内を上手くめぐっている状態にする必要がある。

・その状態では細胞レベルから潤って神経伝達がスムーズに行われているので、エネルギーが理想的な状態で流れていて、全身の機能を高く保つことが出来る。

・超一流のビジネスマンや芸能人などがハイパフォーマンスでいられるのはそうした状態を保つセルフケアが超一流だからである。

・またこの状態(脳脊髄液を豊富に保ち神経伝達がスムーズな状態)を保つことは、各種身体の不調を解消するために必要である。

・そしてその脳脊髄液を常に潤沢に保つために、その原料となる良質な水と自然塩をセットで摂ることである。

 ここで、水は日本で採れたミネラルウオーター、自然塩は海水の成分組成に近い物というのが重要なポイントです。

 精製塩は食塩相当量が90%以上の物がほとんどですが、海水は約80%が塩化ナトリウム(食塩)とその他のミネラルで構成されているので、それに近いものを選ぶこと。
身体の中のミネラルバランスに近い自然塩を使用することで、体内の水分の塩分量の比率に近く、身体に必要な様々なミネラルを含む水を飲むことで腎臓に負担をかけることなく水分摂取できるということがポイントです。

 本には2つのおススメの銘柄が取り上げられていました。個人的に他の銘柄にも調べてみました。
ここでは書きませんが、どのようなものが良いのか参考にしたい方は整体を受けに来た時にでも聞いて頂ければと思います。
 また、塩分量や摂取量など具体的なことも施術時にお伝えしようと思います。

 ミネラル豊富な塩と水さえ用意しておけばすぐ作れるものですし、糖分も含まれているスポーツドリンクなどと比べても、手作りなら安心ですね。

 リンパ整体院かえるでは、開院以来ずっと、リンパの流れを良くすることを重要視していて、
それはつまり体液=血液・リンパ液・脳脊髄液の流れを重視しているということで、そのことにより免疫力を高めることが出来ます。

 また、整体の効果を高めるために、施術を受けた後には水分をしっかり摂ってくださいね、とお伝えしています。
水分の足りない身体では、せっかく施術して身体から出てきた老廃物をデトックス出来ないからです。
筋膜に水分が足りないことでも、凝りや歪みが起きますので、その解消にもなります。
体液組成に近い水分を摂取することが必要です。

 昨年から取り入れたイネイト活性療法でも脳脊髄液の流れを大切にしています。脳からの神経伝達がスムーズに行われるために必要不可欠だからです。脳脊髄液が不足しないためにも、ミネラルと水分の補給が必要です。
 
 新型コロナウイルスの流行で、自分や家族、知人が感染するのでは、という不安や心配事が絶えませんが、それ以外にも、自粛生活でパソコンやスマホの使用時間が増えて、肩や腰の疲れが溜まったり、脳疲労がたまっている方、精神的にもつかれている方が増えています。
身体の疲労物質も、脳の疲労物質も、ミネラルと水分を取りながら整体で身体を整えて、負けずに生活していきましょう!
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コロナウィルスが蔓延している今だから

3月になりました。

コロナウィルスは、全世界に拡がりを見せ、日本国内でも予断を許さない状況です。

しかしながら、この状況に対して冷静な対処と、前向きな気持ちで毎日を過ごして頂きたいと思います。

私も音楽の仕事が本番やレッスンのキャンセルが相次ぐ中、何か皆さんのお役に立てることはないかと思い、YouTubeでの発信をしてみました。
1つは、今やるべき健康についての情報。そして、少しでも元気なパワーを感じて欲しいという気持ちでした歌のメッセージです。

よろしければご覧ください。今後も出来る限り投稿をしたいと思っています。

免疫力をアップさせるために


奇跡~大きな愛のように~


坂道のうた


群青~Azure


つぶてソング~「あなたはどこに」「フルサト」「夢があるなら」



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おなかに気を付けているのに不調が改善しない方は...

 おなかの健康が体の健康と深く関わっていることが知られるようになってきました。
 最近はテレビの健康番組でも、腸に関する内容が多く見受けられます。
 腸内環境が下痢や便秘のみならず、アレルギーや免疫疾患、ダイエットにまで影響している、ということが明らかになり、世間の関心も高まってきています。
 腸内細菌、腸内フローラ、腸内環境、なんて言葉はよく聞くようになりましたし、腸活なんて言葉も出てきました。
 スーパーに行けば、ヨーグルトなどの発酵食品で特定の効果をうたった商品が売られていたり、甘酒などもいろいろな種類が売られています。

 この記事を読んでいる方の中にも、健康に気を遣ってそれらの商品を取り入れたり、積極的に発酵食品を食卓に乗せている方もいると思います。
 腸内環境が良くなるようにと、野菜など繊維の多いものを摂り、プロバイオティクス・プレバイオティクスと言ってはヨーグルトを積極的に摂っているような方々です。
 しかし、その中には、そのように日々の食生活に気を遣い、身体によい、特に腸に良いと言われている食品を取り入れているにもかかわらず、不調が改善せずに悩んでいるという方もいるかもしれません。
 この記事はそんな方にぜひ読んでいただきたい内容です。
 
 なかなか改善しない不調に悩まれている方、もしかしたらこのような症状はありませんか?
 
・異常に疲れやすい
・気分の変動が大きい
・集中力や記憶力が落ちた
頭痛持ち
・皮膚トラブルに悩まされている
・食後に異常におなかが張ったり、下痢便秘などおなかの悩みがある
・生理不順や月経前症候群、生殖器の炎症などがある
・筋肉や関節の痛みやしびれがある
・長引く呼吸器の症状がある
・中耳炎になりやすい
 
 これらの症状があり、いろいろケアをしてきたが効果がない方で、かつ、

・今までに抗生物質を使用したことがある
・甘いものが異常に好き
 
 そんな方がいらっしゃったら、それはもしかしたら”おなかのカビ”が原因かもしれません。
 
 腸内細菌について意識したことはあっても、カビについて意識した方はあまりいないのではないでしょうか。
 そもそも「おなかにカビ?」ですよね。
 
 実は健康な人の腸にも、1%程度はカビがいるのだそうです。
 腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌、というのがいて、それらのバランスによって健康状態が左右されていることはご存知のこと思いますが、あるきっかけにより通常は抑えられているカビが増え、善玉菌の働きが抑えられて、身体の不調につながっていることがあるのです。
 
 どうしてカビが増えてしまうのでしょう?

 その一番の原因は抗生物質の多用と言われています。

 風邪をひいた時に抗生物質を処方された経験をお持ちの方は多いと思いますが、抗生物質は細菌の繁殖を抑える薬です。
 そのため、風邪のウイルスやカビに対しては効きません。
 数年前から、「風邪などに対しては抗生物質を出さないことを推奨する」という内容が厚生労働省の手引きに記されるようになりましたが、他にも不必要な場面で多く処方されています。

 抗生物質を飲むと、腸内細菌は善玉菌・悪玉菌どちらも減少します。
 ところが抗生物質の効かないカビは減らないので、カビが増えて腸内のバランスが崩れてしまいます。
 カビは甘いものが大好物なので、そんな状況の時に甘いもの好きの人が好物のスイーツなどを食べたりすると爆発的にカビが増えてしまったりするのです。
 また、発酵食品や繊維の多い野菜など健康的と思われている食品は、健康な人にとっては腸内環境を整えるのにとても有効ですが、このようにカビが増えてしまった場合においては、逆にカビの繁殖を促し、さらに不調を強める原因となってしまうのです。
 
 おなかのカビは、腸の炎症を引き起こします。腸粘膜に含まれる免疫物質が壊されたり、リーキガットと言われるような未消化物を体内に通してしまう腸になってしまうので、全身に影響が出てきます。
 また、カビは様々な有害物質を産生します。これらは、タンパク質の変性を起こし自己免疫疾患の原因となったり、ミネラルやエネルギー不足、老化促進の原因となったりします。
 カビは炭水化物など糖質をエネルギー源とするため、低血糖を引き起こします。異常な甘いもの好きは要注意です。
 さらに、カビに対してできた抗体が誤って身体の他の組織を攻撃してしまうこともあります。
 こういったことが身体に起こることで、最初に述べたような体調の悪化とカビの増殖の悪循環に陥ってしまいます。
 不調を感じて病院で血液検査などをしても、腸内のカビの増殖が原因となっているため、原因不明と言われてしまいます。
 
 では、この悪循環から抜け出し、カビの繁殖を防ぐためにはどうすればよいのでしょう?

 まず、必要のない場合は抗生物質を飲まないようにすることが大切です。

 そして、食生活では、

・甘いもの、炭水化物を控える(特に小麦)
・腸内細菌を減らす遺伝子組み換え食品や食品添加物を摂らないよう気を付ける
・カビの発生しやすい食品を控える(外国産の果物や、最近はやりのナッツは要注意)
・質の良いタンパク質、新鮮な野菜を適量摂り、同じものばかり摂らないでバランスよく食べる

 こういったことに気を付けましょう。
 症状がひどい場合は、野菜を摂る場合も繊維を取り過ぎないように気を付けたり、発酵食品を一時控えたり、場合によってはプチ断食なども効果的です。
 
 この記事をご覧になっている方には、健康にとても気を付けている、という方も多いと思います。
 それでもなぜか調子が良くない、という方は参考になさってください。

 また、この記事ではおなかのカビについて書きましたが、最近注目されている疾患として、SHIBOというものがあります。
 これは、おなかのカビによる症状に良く似た症状を引き起こすもので、普通ならあまりいないはずの腸内細菌が小腸に異常に増えてしまったものです。
 これについても別の記事でお伝え出来たら、と思っています。

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紫外線は体に悪いか?

 1980年代にオゾン層の破壊が観測・報告されたことから、フロンガス使用が規制されました。
そして、オゾンホールの増大で有害な紫外線が地上に届くようになる、紫外線量が増加するといったことから、紫外線を予防しようという動きが活発になりました。    
 そのころからの美白ブームもあり、今や紫外線対策をするのが当たり前のようになっています。
紫外線を浴びることにより、皮膚がんなどの病気の増加や、女性はシミやそばかす、しわなどが出来る、といわれ、紫外線を浴びることが体に悪いという概念が主になっています。
 私(江口)も紫外線アレルギーになったことがきっかけで、紫外線に対しては一年中完全防備で過ごしてきました。

 ところが最近になって読んだ本によると、紫外線を浴びない生活を続けたことにより、様々な健康被害が起きているというのです。
紫外線を浴びると体内でビタミンDが合成されるのですが、そのビタミンDが不足することによって健康が損なわれるというのです。

 ビタミンDとがん死亡率の関係を調査した論文(2014年)によると、血中ビタミンDが不足しているとがん死亡率が1.7倍、になるのだとか。
また、紫外線予防キャンペーンと乳がん死亡者数との相関関係があることが、国立がん研究センターの統計にも見ることが出来ます。
 これに対して、従来から言われている皮膚がんについては、紫外線に弱い白人に比べて、そもそも日本人の皮膚がんの発症率は低いうえ、オゾンホールの増大に伴う皮膚がん増加の傾向はみられていないそうです。

 ビタミンDは”ビタミン“と名前はついていますが、食物からとらなくてはならない他のビタミンとは違い、実はステロイドホルモンの一種で体内で作ることが出来ます。そして、細胞の中、さらには核内に入ってゆき、遺伝子を活性化します。骨や筋肉などの組織の成長や、免疫機能のコントロールをしているのです。体内で合成することが出来ますが、紫外線を浴びない生活を続けていると不足してしまいます。

 では紫外線を浴びない生活でビタミンD不足になると、具体的にどのような病気を引き起こすのでしょうか?
 Natureの報告によると
 
  乳がん、大腸がん、前立腺がん、すい臓がんなどのがん、
  1型糖尿病、リュウマチ性関節炎、多発性硬化症などのアレルギーや自己免疫疾患、
  結核、インフルエンザ、肺活量低下、ぜんそくなどの呼吸器疾患、
  高血圧、心筋梗塞、心不全、末梢血管疾患などの循環器疾患、
  肝不全、腎不全、腸の吸収不全など臓器不全、
  妊娠中毒、帝王切開、新生児疾患など、
  骨粗しょう症、関節炎、骨軟化症、くる病、筋力低下、筋肉痛などの運動機能障害

 と、なんとこんなにも多くの病気が挙げられています。
 そのほかにも、うつ病や認知症、最近よく話題になる子供の発達障害、不妊症、ダイエット、免疫力増加への関与も言われています。

 思い返せば、私が子どものころは夏に日焼けをすることで体が丈夫になると言われていました。
冬の寒い日でも、日向ぼっこで温まることが出来ました。
 地球上には常に太陽の光が降り注いでいるのに、その光を全く浴びないことが健康につながるというのは、考えてみれば不自然な気もします。
 間違った概念で、これまで過ごしてきましたが、紫外線を過度に恐れずに、太陽の恩恵を受けて、健康に過ごしたいものですね。

 ただし、私のように光線過敏の方も最近増えており、そういう方にとっては、避けなければならないことは変わらないので、その場合はキノコや青魚などビタミンDを多く含む食事で補うことが必要となります。
 紫外線過敏でない方でも、冬季に十分太陽の光を浴びられない場合は、こういう食品を積極的に摂るようにするといいですね。

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